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幼いころ「クレパス」で絵を描いた方も多いことでしょう。その「クレパス」を世界で初めて開発した人物です。現在の株式会社サクラクレパスの創立者としても知られています。
 少年時代より勉学に励み、当時の教員養成機関の最高峰であった東京高等師範学校(現・筑波大学)英語科に進学します。卒業後、英語教諭となった林蔵は成城中学校(現・成城学園)で大正自由教育のもと、同校の小学校でクレヨン画を盛んに取り入れた図画教育を行っていました。これをきっかけに、国産化による優良な画材の必要性を感じ、クレヨン製造に着手しますが、その後より描きやすいクレヨンの開発研究によって、クレパスが誕生します。
 美術教育界での功績も大きく、図画教員の育成や日本の児童への図画教育の発展のため、財団法人 教育美術振興会を設立し、「全国教育美術展」などを主催しています。また、郷土の教育文化発展のため多額の基金を寄付し、財団法人 佐武会を設立して育英事業に取り組んでいます。日野郡児童画コンクールの最優秀作品に贈られる「佐武賞」もその活動のひとつです。

 
日南町ゆかりの人物

佐武林蔵(さたけ・りんぞう)

旧   姓  山形林蔵
生 没 年  1886 〜 1968(明治19年 〜 昭和43年)
出 身 地  日南町豊栄
経    歴  実業家。サクラクレパスの創業者。美術教育の振興(美術研究社設立、『美術教育』創刊、教育美術振興会。

参考資料:『続・鳥取県人物伝』『鳥取県 郷土が誇る人物誌』